私は国立大学を卒業して教員免許を持っており、子どもを授かるまでは公立中学校で働いていました。
現在は一歳の娘がおり、妊娠３カ月の専業主婦です。
私の家系はそんなに学歴がいいわけでもなく、私もそこまで賢くはありませんが佐々木理数塾などの学習塾に行くことなく、自分で勉強して高校も大学も推薦などの制度を利用せずに普通に受験をして受かりました。
私はそもそも勉強が苦手で定期テストでも学年の平均点を下回るような生徒でした。
小学校でもたいがいでしたが中学にあがってからはさらにテストの点が取れなくなっていき、通知簿に１や２が付く恐れがでてきました。
今までとったことのない１や２が通知簿につくことが怖くなった私は中学２年生から自分なりに勉強を始めたのですが、やはり最初は勉強しても全く点数は上がりませんでした。
今思えば中学生ならすぐに結果が出ないと途中で諦めそうなものですが、学校の先生が勉強しているということ自体を誉めてくれたのでなんとなく続けることができました。
中学３年生に上がるころにはほんの少しですが定期テストの点数があがり、平均点が取れるようになってきてその頃にいかに自分が今までの授業を無駄にしてきたのかがわかりました。
それまでの私は授業に出て座ってはいるものの全く集中しておらず先生の話もまともに聞かずに黒板の内容をノートに書き写すだけで授業を終えていました。
もちろん予習復習なんてしたこともありませんでした。
それじゃダメに決まってるじゃんと言いたくなりますが、当時の私にとってはそれが当たり前だったのです。
そのくせあの先生の授業がわからないなんて文句を言っていたので驚きです。
今から思えば恥ずかしくてしかたありません。
自分で勉強をするようになってからは同じ先生の授業でも楽しくなったし理解もできるようになってきました。
結局はすべて自分次第なのだと思います。
私の場合、学習塾に行ったところでそこでも同じように授業を受けただろうし、何も身につかないままお金と時間を無駄にしていたのではないかと思います。
私の教員時代を思い返してみても、学習塾に通って効果があるのは自分自身で勉強をする生徒さんばかりでした。
いくらいいところに通っても授業の受け方が身についていない、勉強に関して常に受け身な生徒さんの成績は上がっていかないし、むしろ学習塾の宿題に追われて学校の宿題をおろそかにしてしまい期限内に提出できなくて逆に成績を下げてしまうというパターンもありました。
成績が上がらない理由はさまざまだと思いますが、その本人が必死になって勉強をするほかに成績アップの道はないかと思います。