青汁といえば、昔は苦くて飲みにくいというイメージが有りましたが、近頃は美味しい青汁も多くなってきました。
材料となる野菜も、ケールだけではなく、様々なものが工夫されています。
代表的な野菜について、その効能をまとめてみました。
■ケール
まずは、本家本元とも言える、ケール。
緑黄色野菜の王様とも称されるケールには、βカロテンや食物繊維はもちろん、ビタミンC、カルシウム、そしてメラトニンも多く含まれています。
ケールはブロッコリーの原種でもあり、βカロテンとルテインは目の健康にとても効果のある成分で、ルテインは紫外線やブルーライトから目を守ってくれます。
またビタミンCとβカロテンは免疫力をアップさせる働きがあり、ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれ血行を良くしてくれます。
出典元:青汁比較
またカルシウムも多いので、ビタミンCとあいまってストレスを緩和してくれる効果も期待できます。
メラトニンは健やかな眠りに欠かせない成分。
その他にもケールは高血圧や糖尿病、動脈硬化の予防にも効果的と言われています。
■大麦若葉
次に多いのが大麦若葉です。
こちらはくせがなく、とても飲みやすいので人気が出ました。
ミネラルやビタミンが豊富に含まれるだけではなく、SOD酵素が摂れることでも有名です。
SOD酵素は活性酸素を除去する力が強く、生活習慣病予防に効果的とされている他、細胞やDNAを守る働きもあると言われています。
また、ナトリウムの排泄に効果のあるカリウムも多いので、高血圧の予防効果も期待できます。
さらに鉄が貧血予防に、カルシウムがいらいらや冷え性に効果的です。
プチベールは、ケールと芽キャベツの子供。
日本生まれの野菜です。
ケールの良さを受け継ぎながらも、ほのかに甘みがあって食べやすく、美味しい青汁になります。
ケール同様、生活習慣病予防や免疫力アップ、美肌、骨粗鬆症予防等に効果的である他、脂肪の体内への蓄積を防ぐ効果もあるとされています。
さらに、プチベールには神経細胞の産生を促す働きもあると言われ、認知症予防効果も期待されています。
沖縄の健康野菜、長命草も青汁の仲間入りをしています。
ビタミン・ミネラルが豊富なのはもちろん、ポリフェノールも多く含みます。
効果も見逃せません。
ルチンやクロロゲン酸も多く、また特殊成分イソサミジンが膀胱や前立腺にも良い働きをするため尿の悩みの改善も期待できます。
一日に必要な野菜を毎日きちんと食事で取るのはなかなか難しいですが、これだけの栄養素を含む野菜を、自然な形で手軽に摂れる青汁は、忙しい現代人にとってとても心強い存在と言えるでしょう。