月経サイクルと葉酸の必要量の関係

葉酸が妊娠初期の女性にとって重要なことは知られていますが、実は葉酸はすべての女性に欠かせない栄養素なのです。

その背景には女性の月経サイクルがあります。

月経サイクルとは、月経期、卵胞期、黄体期のことです。

月経期は基礎体温が下がり月経が始まっているときです。

出血があるので貧血になりやすく、疲れやすかったり月経痛がひどかったりする人もいます。

この時期は葉酸が240マイクログラム必要だといわれています。

また、葉酸以外にも鉄分やカルシウムを積極的に摂る必要があります。

卵胞期は女性ホルモンのエストロゲンが分泌されて、卵胞と子宮内膜が厚くなる時期です。

この時期も240マイクログラムの葉酸が必要です。

なお、イソフラボン、鉄分、カルシウムも合わせて摂りたい栄養素です。

卵胞期を経て排卵が起きると基礎体温が高温期に入ります。

 

■葉酸は400μg以上必要

もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロンが分泌されて、黄体期になります。

この時期から月経期までの間は不調を訴える人が増えてきます。

精神的に不安定になったり、倦怠感がなかなか治らなかったりするつらい期間です。

妊娠の可能性があればこの時期から胎児の身体にとって重要な神経細胞が形成され始めています。

葉酸にはこの神経細胞の形成を正常にサポートする効果があります。

先天的な障害の二分脊椎や無脳症のリスクを減らせるといわれています。

引用:妊娠初期 葉酸 いつまで

なので、葉酸は400マイクログラム以上必要なのです。

 

■葉酸以外の栄養素も必要不可欠

他にも、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンB、ビタミンCなどを積極的に摂りたい時期です。

妊娠が確認できるのは、次の月経が始まるころなので、この黄体期には妊娠の自覚症状はほとんどありません。

妊娠初期の大事なときに葉酸を確実に摂取するためにも、妊娠の可能性がある女性は妊活を始めたときから葉酸を意識しなくてはいけません。

なお、葉酸以外にも月経サイクルごとにさまざまなビタミンやミネラルが必要です。

それらの栄養素を手軽にバランスよくしっかり摂れるのは、やはり妊活や妊婦向けの葉酸サプリメントです。

サプリ選びの際は、ぜひ葉酸以外の栄養素にも注目して、お気に入りの葉酸サプリを見つけてみてくださいね。