自分に合った枕を選ぶ方法

枕

枕選びの三つの重要なポイント

一般に、枕が変わると眠れないと言う人がいるほど、質の良い睡眠のために欠かせないのが適切な枕を選ぶことです。
幾つかの要素を考慮して選ぶことができますが、ここでは特に三つの重要なポイントについて取り上げてみたいと思います。

1.枕の素材

一つの重要なポイントは素材です。
もちろん一言で素材と言っても、使われている素材は実に様々で、それら素材の違いによって特性も変わってきます。

例えば、低反発ウレタン素材のものは、通気性はそれほど良くないと言われていますが、頭をしっかりと支えてくれると同時に様々な形に対応できる柔軟性といった特性があります。

それに対して高反発素材のものであれば、通気性も良く、弾力があるため寝返りを打ちやすく、低反発素材のものよりも更にしっかりと首を支えてくれるという特性があると言われているのです。

また枕の素材として他にも、通気性や保湿性にも優れている羽毛素材のものや、そばの実を乾燥させて作ったそばがらのものがあります。
またストローを短く切ったようなパイプ素材もありますが、パイプの硬さや太さもそれぞれに違うため、好みのものを見つけやすいのが特徴と言えます。

さらにはポリエステルという人工繊維を綿状にしたポリエステル綿素材では、水洗いできる商品もあるという点に加え、何と言っても安価に購入できると言うメリットがあると言えるでしょう。

他にも小型ビーズ素材のものがありますが、頭の重さや形に合わせてしなやかに変化するのが特徴で、へたりにくいというメリットがあると言われています。
加えて、籐や竹を編み込んで作られたものがありますが、通気性が良くしっかりと首を支えることができる特性のゆえに、この素材を選ぶ人もいます。

このように素材が違えば、メリットやデメリットも異なってくるため、最も重視したいポイントが何かによって自分に一番合うものを選ぶことができます。

2.枕の高さ

質の良い睡眠を得るために枕選びで注意したい二つ目のポイントは、高さです。
最適な高さは、当然ながら使用する人の体型や体格によっても異なるものです。

最適な高さを見極める上で確認しておきたいのは、仰向けになって寝ている時の姿勢です。
最も理想的と言われている高さは、仰向けに寝ている姿勢が立っている時と同じ姿勢になる高さと言うことができます。

具体的な数値で表すとすれば、床面に対して首の角度が約15度であろうと言われているのです。

自分自身で確認することが難しいと感じるのであれば、第三者に自分が仰向けになって寝ている姿を写真に撮ってもらい、適切な高さかどうかをチェックできるかもしれません。

このように高さを選ぶ際に注意しておきたい大切な点が一つあります。
それはどんな敷布団を使っているかによって、選ぶべき高さが違ってくるという点です。

例えば、硬めのベッドの上や和風の敷布団の上に寝ている場合、基本的に言って体重による沈み込みが少ないため、上述した点を基準にして自分に合った高さのものを選ぶことができます。

しかし、中には柔らかいマットレスの上に寝ているという人もいることでしょう。
そのような場合、体重による沈み込むがあるため、上記の基準よりも1センチほど高めのものを選ぶことが勧められています。

3.枕の構造

枕選びで重視したい三つ目のポイントは、構造です。
一口に構造と言っても、一体どんな要素に留意すればよいのか分からないという人がほとんどであると言えるかもしれません。

そこで留意したい四つほどの要素を挙げてみましょう。

一つは、頭が沈み込み過ぎないよう適度な硬さがあるという点です。
気持ちが良いからと言って柔らかすぎるものを選ばないようにしたいものです。

二つ目の点は、寝返りを打ちやすいよう表面が平らになっているということです。
質の良い睡眠を十分に取るためには、寝返りのしやすさは大きなポイントともなり得ます。

それで、表面が平らになっているかどうかは大事なポイントであるというわけです。

さらに留意すべき三つ目の点は、十分な幅があるかどうかということでしょう。
寝返りを打っても頭がはみ出したりしないよう50センチから60センチ程度の幅があるものを選ぶのがよいとされています。

寝返りを打った時に頭がはみ出して落ちてしまったのでは、せっかくの快適な眠りも妨げられてしまうからです。
十分な幅があることは非常に重要な要素となるのです。

さらに四つ目の要素は寝返りを打った時にずれたりしないよう適度な重さがあることです。
あまりに軽いものを使っているなら、寝返りを打つ度にずれてしまい不快感を感じる結果になってしまいます。

こうして考えるとある程度の重さがあるという点も重要なポイントとなることが分かるでしょう。

こうして自分に合った枕を選ぶことがどれほど大切かを考えてきましたが、実際自分に合わないものを使用しているといびきや肩こり、さらには顔のむくみなどを引き起こすと言われています。

こうしたトラブルを避けるためにも、是非とも自分に合ったものを選ぶように心がけたいものです。

出典サイト:オーダー枕