注文住宅で家を建てることの魅力

①自分の好きな土地に理想の家が建てられる

自分の家を建てるというのは、多くの人にとって一生に一度あるかないかの大事業です。家に対する考え方も多様化している現代でも、やはり自分の持ち家を手に入れる事を人生の大きな目標に掲げている人は少なくありません。そんな大切なマイホームを手に入れる時に、建売住宅にするか注文にするかを考えた時、条件が許せばやはりオリジナリティの高いで自分だけのこだわりの家を建てたいと願うものです。せっかく大きな予算をかけて購入する家なら、できあがってしまった後で後悔はしたくないものですね。自分にとって理想の住宅を実現するためには注文住宅を検討してみるのもおすすめです。その場合、すでに出来上がった建売住宅を購入する場合とは異なり、家を建築するための土地から自分の好きな場所を選択することができます。駅から近い便利な場所を選ぶことも、親から相続した土地に建てる事も、自然豊かなのんびりとした場所にする事も自由に選べるため、自分の理想の生活を実現するために場所選びから選択ができます。

②設備や間取りを自由に設計できる

注文住宅を選ぶ事の最大の魅力として挙げられるのは、既設の住宅のように規格通りではなく自分の自由な発想で設備や間取りなどを選べる点です。家を建てる時、そこに住む人にとって最も寛げる場所になるようにと願う事は一緒でも、こだわりたい部分は人それぞれに異なります。例えば「毎日の食事作りが気持ちよくできるように、キッチンの設備を充実させて広々とした開放的な空間にしたい」「家族の集まるリビングは吹き抜け天井にしてのびやかな雰囲気を楽しみたい」「子供たちがのびのびと過ごせるように、いろいろな仕掛けのある楽しい家にしたい」「ずっと憧れだった中庭のある家にしたい」など、家に対する自分なりの理想を実現するためのこだわりは人によって違います。こうした家に対するあらゆる希望や要望を実現してくれるのが注文住宅の魅力です。設計の自由度が高い分、実際に家の購入計画を立ててから入居が完了するまでには建売住宅を購入する場合よりもずっと時間はかかりますが、その分出来上がった家に対する愛着は大きく、満足度の高い家づくりが実現します。

③予算に合わせて調整できる

注文の場合、建設のために使用する建築資材の段階である程度自由に選ぶことができます。自分の家を持つにあたって自分がこだわっていきたい部分には予算をたっぷりとかけるけれど、その分それほどこだわらなくても良いと思える部分はなるべく費用をかけずに安く抑えるなど、限られた予算の中でその配分を考えながら設計することができます。注文住宅はとにかくお金がかかる…というイメージを持ってしまいがちですが、確かに何から何まで最高級の材料や設備などで揃えようとすれば庶民にはとても手の届かないような費用が掛かる家になってしまうかもしれません。自分がこだわりたい部分には費用をしっかりとかけるけれど、それ以外は材料や設備のランクを抑えめにするなど、上手に設計することで限られた予算の範囲でも十分に自分自身が納得できて快適な暮らしを実現できる家を建てる事が出来ます。また、将来的に家族構成が変わった時にも対応しやすいように設計してもらうなど、生涯にわたって大切に住み継いでいくための条件を満たすこともできるのが魅力です。

④工事の様子を自分の目で確認できる

建売住宅の場合、すでに完成している物件を購入する場合には、建築工事の様子を自分でチェックすることはできません。注文の場合は希望すれば工事中の現場に足を運んで、自分自身の目で進捗状況を確認できるのが大きな魅力です。もちろん工事に携わるプロの職人の作業を邪魔するようなことがあってはいけませんが、現場に足を運んで現場管理者にいろいろ疑問に思う事を質問することもできるので、家が出来上がっていく過程をチェックできる安心感があります。また、設計段階から自分自身が深くかかわる事が出来る為、実際に住宅の建設がスタートして、徐々に家が出来上がっていくところを見届ける事はとても大きな喜びになります。

⑤注文住宅を建てる時に気を付けておきたい事

設計段階から自分の希望を反映できるので、自由でオリジナリティの高い理想の家づくりができる事が最大の魅力ですが、その分打ち合わせや工事などには時間がかかる事になります。その為入居までの期間はゆとりを持つ必要があり、短期間で住み替えたいと考える人にはあまり適さない方法とも考えられます。こだわりを持った家づくりを求めて注文住宅を建てる事を選択するのであれば、じっくりと時間をかけて楽しみながら家を建てられるように、時間的なゆとりを確保することはとても大切です。また、設備や使用する資材などを自由に選べるのが魅力である反面、あれもこれもとこだわりすぎれば予算をかなりオーバーしてしまう可能性が高まります。家が出来上がった後で後悔しないようにするためには、自分のこだわりにある程度は優先順位をつけておくことも必要です。